雑記:メンタルゲームーサンクコストー
今回は人間の心理からポーカーを考えていこうと思います。うまいプレイヤーほど自分のメンタルを一定に保ちます。言い換えると、勝ち負けにかかわらず同じシチュエーションでは同じプレイをすることができます。
狙い
自分への戒め。ティルトでブラフはダメ、絶対。
サンクコストとは
サンクコストとは”過去に発生した回収不能な投資”のことです。ここでいう投資とは金銭であったり時間であったりを意味します。有名な例を挙げると、「Aさんは映画をみにいきました。1500円を払い、30分見たところでこの映画がとてもくだらないということに気付きました。しかし彼は30分と1500円をすでに投資しています。」
この時、彼があと1時間30分座り続けたときに、1500円と2時間という投資に対して、投資以上の満足感を得られるとは思いませんでしたが、使ったお金と時間がもったいなかったのでこの映画を見続けました。案の定、時間とお金を無駄にしました。
この例のサンクコストは”1500円と30分”です。この投資は回収することができません。
彼が意思決定に際して考慮すべき項目は、”映画がおもしろくなるかどうか”だけです。今までに投資したリソースの量ではありません。
かけたリソースの量が大きければ大きいほど、サンクコストのバイアスも大きくなります。
ポーカーにおけるサンクコスト
ポーカーにおけるサンクコストはあなたがこれまでに投資したベットです。例えばフロップでOOPからナッツフラッシュドローでチェックレイズ、ターンでベットしたとします。リバーの時点でフラッシュは完成せず。ここでのサンクコストはあなたがポットに供託したチップになります。ここでGTOの解をチェックだとしましょう。そしてあなたはGTOの解を知っています。
???「一抹の可能にかけてオールイン!!!!」
Reg「コール」
これがサンクコストの呪いにかかっているプレイヤーの例です。そして人はサンクコストを嫌う傾向にありますので、このような事例は多くあります。特に3-bet以上のポットだと、この傾向は強くなります。
すでに発生しまったコストを意識決定の材料に考慮してはいけませんね!
おわりに
自分で書いていて耳が痛くなるような記事でしたが、この傾向にあるのは自分だけじゃないと思います。Aゲームを心掛けるときはサンクコストも心の片隅に置いておきましょう。
参考文献