Hand Review: BB vs BTN(AQhh) 3BET POT
お久しぶりです()。今回は1ハンドについて深く見ていきたいと思います。
BB vs BTN 3bet pot.
— alphaNavis (@alpha_navis) September 22, 2018
FLOP BB 50% pot bet, BTN CALL.
TURN BB 50%
HERO? pic.twitter.com/oyu2JsWPOV
PRE
いたって普通。いうことなし。(OOPはリニアなレンジで3betしていると想定)
FLOP
超OOP favouriteなボードなのでOOP側はすべてのハンドで50%程度のベットをすることができます。
それに対して、IPが抵抗できるハンドはレンジの半分程度しかありません。
KQs, KQo, KTsなどのハンドでコールしたくなりますが、あまりに相手側に有利なので4-outs-straight-drawはバックドアフラッシュがない限り、フォールド優勢です。また、ポケットペアはセット以外はフォールドです。(9h9xとかでもコールできない。)
TURN
問題のターン。
FLOPの時点でIP vs OOPのEquityは50/50になっていますが、♥はOOPにはかなり不利なカードです。
従って、OOPが50%PSBをできるハンドはGTO的にはほとんどありません。
今回は50%のベットを打たれました。AQhhはどうするべきでしょうか。
AQhhはコールですね、相手のバリューハンドを大きく削りすぎています。PioSolver等で勉強している人には簡単な問題だったかもしれませんね。しかし、AQhhをレイズしないとなると、バリューとブラフのレイズはどのように選んだらいいでしょうか?
value bluff ratioの考え方でいくと、こちらのレンジに強いハンドがあればあるほど、ブラフをより多く混ぜれるのでした。
このボードでブラフできるハンドはあるでしょうか。KQのほとんどはフロップで追い出されているし、いわゆるセミブラフができるハンドが少ないです。
では、こちらにレイズを打てるレンジはない?
AJo, AJs, ローカードのフラッシュがレイズになっています。いわゆるドロー系のブラフはこちらにはないです。
(レイズレンジの主要なequity)
これらのハンドは現状強いですが、Riverでハートが落ちるとequityがかなり落ちてしまいます。逆アウツとでもいえるでしょうか。なので、このようなシチュエーションではlowカードのフラッシュでレイズするのが良い。
Exploitative strategy
GTOではOOP側に50%のベットを打てるレンジはほとんどありません。しかし、今回の相手はベットしてきました。(実際のゲーム中では、相手がGTOから外れていると想定して、AQhhがレイズできるか考えていました。)
これに対する搾取戦略を考えます。
OOPのターンのベットレンジはこの辺を想定。
これに対する、搾取戦略は
こんな感じ。やはり50%AQhhはコールでした。
搾取戦略ではHighカードのハートを2枚ブロックしていなければ、レイズできます。
Semi-bluffであるKhJxをコールに回しても、EVの差はほとんどないので、
- こちらに超有利なボード
- にもかかわらずOOPがharf-pot bet
してきた場合は、相手のバリューハンドを大きくブロックしている場合を除き、強いハンドでレイズすることが望ましいと考えられます。(2nd, 3rd pairは降りる)
RIVER
JJJJ. GG.