洋書:Applications of No-Limit Hold'emの読み方
GTOを学ぶ上で著名なApplicaitions of No-Limit Hold'em(以下AoNLHM)を英語が苦手な方でも読みやすいような読み方について紹介してみたいと思います。
Applications of No-Limit Hold ’em: A Guide to Understanding Theoretically Sound Poker
- 作者: Matthew Janda
- 出版社/メーカー: Two Plus Two Pub
- 発売日: 2013/05/20
- メディア: ペーパーバック
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Solverの落とし穴
???「GTOって最強なんでしょ?、PIOsolver買ってzoomでブイブイ言わせてやろ」
PIOを買ったばかりの私です。
PIOはいわゆる参考書についている付録の”答え”です。例えば数学の参考書に答えがついていますよね、それらには解説もついていると思いますが、PIOには解説がついていません。
答えだけ覚えていったらテストで散々になってしまいます。なぜその答えになっているかを理解することはとても大事です。暗記できるところは暗記する(Push or Fold, Preflop等)、暗記できないところは体系化してなるべく理解する、これができるとPIOも喜びます。
この本を読んだら何がわかるか
GTOsolver(PIO, GTO+)やSnowieの計算結果の理解を手助けしてくれます。
Solverが出した結果は計算結果であり、なぜそのようなアクションになっているかは説明してくれません。 しかしこの本を読んで理論を理解すれば、計算結果を理解しやすくなります。正直GTOを暗記することができれば計算結果なんて理解する必要がないのですが、GTOを体系化して吸収するためにはやはり理論を理解することが一番早いと思います。
この本では主に
- IP, OOPのプレイの仕方
- ベットサイズがレンジにどう影響を与えるか
- 3ベットポットでのプレイ
を学習することができます。
読み方
結論から。各章の"Summery"から読む。以上。
Summeryにはその章のまとめが箇条書きにして書いてあります。大事なところをまとめてあるわけですね。この本は約500pageあります。辞書並みに分厚いですので、読むのに根気がいります。しかしSummeryだけ読むなら、30page以下です。
Summeryの大事だと思うとこころ、知らなかったことにハイライトしましょう。そして、前に戻ってそこを読むとよいです。結構数式が出てきますが、算数(割り算、掛け算)程度なので数字に疎い人でも理解できますし、正直理論だけ理解するなら、数式を計算できなくても大丈夫です。せっかくtwitterというコミュニティがありますから、質問投げたらだれか答えてくれますw。
最初から全部理解しようとしなくてもいいです。というか、最初からチミチミ読み進めても読み終わることには半分以上忘れています。とにかくSummeryに書いてあることを覚えておいて、なぜそうなるかが気になったときに辞書的にこの本を使えば、英語が苦手な方でも読みやすくなると思います。
個人的にはkindle版を強くお勧めします。ハイライトできるし、章ごとに飛べたりしますので。またコピー&ペーストでGoogle翻訳機を使えます。最近Google翻訳に興味本位で論文を突っ込んでみたら意外と読めたので、この本でも使えるかもしれません。